技工士のブログ
超硬石膏の落とし穴!
こんにちは。
義歯部の加藤明です。
今回は超硬石膏の落とし穴についてです。
普段から超硬石膏の模型をお預かりすることが多いのですが、意外と知られていない落とし穴があり、技工物のクオリティに悪影響を与える場合があります。
今回は超硬石膏の取り扱いについてお話しさせていただきます。
・アルジネート印象材に超硬石膏はNG
超硬石膏はその抵膨脹高強度を再現する為、沢山の添加剤を加えて作られています。
その中の一つに膨脹抑止剤があり、超硬石膏には多く添加されています。
一方アルジネート印象材を口腔内から撤去して放置すると、水分が浮いてくる事があると思います。
これは印象材に含まれる凝固剤です。
この凝固剤と膨脹抑止剤が反応すると硬化が阻害され表面が粗造になります。
超硬石膏を使用する際はシリコン印象材がおススメです。
また、アルジネート印象材には硬石膏をおすすめします。
シリコン印象はラボサイドでも模型製作を承ります。
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