技工士のブログ
時間軸の意識
こんにちは!
クラウン部門の秋山です。
最近パンやお菓子作りの動画を見るのに夢中です。
何故だか生地をこねている動画に心が癒されています…
さて、先日奥森先生のサベイドクラウンのWebセミナーを受講しました。
日々の仕事の中で義歯の構成要素についての話になかなか触れることがないのでとても興味深いお話でした。
奥森先生のお話の中で特に印象に残ったことは、時間軸を意識して考えることが大切で、
*なぜこのようなことになってしまったのか
*これからどうなることが予想されるのか
*製作する補綴物が、口腔内にセットされてからのリスクを常に頭の中に入れておくこと
*口腔内に装着された時からの経年変化を想定し対応することがとても重要
*残存歯、インプラント、顎堤粘膜は被圧編位量の差が異なり沈下量が違うため口腔内での力のコントロールが大切だ
と仰っていたことがとても印象に残りました。
これは義歯に限らず、日々のクラウンの仕事でも常に考えて行かなければならないことだとハッとさせられました。
我々の対応、デザイン一つで生体が反応すること。
対応を誤ると欠損拡大させてしまう可能性が大きいこと。
目に見えない力をコントロールすること。
これらをしっかり頭に入れながら明日からの臨床に生かしていきたいと思いました。
今回のお話を聞いてこんなにも熱い想いの込められた技工物を作られる奥森先生に素晴らしく尊敬とセットされる患者様はきっと幸せだろうなぁ…とすごく思いました。
わたしも患者さんの将来のことを見据えた設計と患者様の幸せの一部分となれるようにもっと頑張っていきたいと思います。
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