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義歯の適合がひどい!

こんにちは。
義歯部の加藤明です。

短納期・低価格ラボの製作物について、先生が顔を真っ赤にしてこう仰っていました。
義歯の適合不良の要因は多岐に渡り、それらが複合的に関係し適合不良として発現します。

ラボサイドにおいて義歯の適合に関係する作業の一つとして重合操作が挙げられます。
重合操作自体は難しい作業ではないのですが、填入待ちや予備集合、本重合に冷却時間と、マニュアル通りに操作すると意外と時間がかかります。
しかし、良好な適合を出すためには、必要な時間でもあります。

では、短納期の場合はのラボではどうやって時間を削っているのでしょうか。
残念ながら、重合の時間が削られることが多いはずです。
それはなぜか?

短納期・ローコストの技工物は、直接作業時間が間接作業時間(待ち時間など)より必然的に多くなります。
排列や維持装置などの直接作業時間を削ることは難しいですが、重合は予備重合・徐冷など間接作業時間の塊である為、削りやすいのです。

弊社では私の重合完成工程に必ず2日以上の作業時間を割いてもらっています。
各担当者が、良好な義歯の製作に必要な時間と認識しているからです。

弊社で製作する義歯に、多くの先生方から良好な適合を評価いただいております。
それが何よりの裏打ちであり、私たちのやりがいでもあります。

加藤明のプロフィール⏬
https://shinwa-trinity.com/blog/

シンワ歯研関東支社HP⏬
https://shinwa-trinity.com

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