技工士のブログ
IOSデータ確認のポイント(後編)
こんにちは!
クラウン部門の秋山です。
前回IOS データ確認のポイントについてお話ししました。
今日は実際にiOSデータから製作の流れをご紹介します。
弊社ではTRIOS、MEDIT、itero、primescanなどあらゆる口腔内スキャナーに対応しています。
データのやりとりは各口腔内スキャナーメーカーが提供する専用クラウド上でデータをやり取りしています。
クラウドを使用することでデータが届き次第すぐに製作に入れるのでとても便利ですね。
では3shape TRIOSで撮られたケースのご紹介です。
3shapeでは3shape communicateというクラウドを使用します。
まず初めにデータをお預かりいたしましたら、前編でお話しさせていただいたように、クリアランス、印象面、マージン、咬合状態を見てデータのエラーが無いか注意深く確認します。
異常がなければデザイン開始です。
初めに咬合平面の設定をし、
マージン設定と着脱方向決定します。
残存歯列と臨在歯、対合歯を参考に形を整え、ABCコンタクトも意識してデザインします。
また、各歯科医院様に合わせた咬合、コンタクト数値を設定し仕上げます。
最後に前方側方運動もしっかり確認し、完成です。
iOSはケースによって模型レスでの製作のため、数値設定がとても重要になってきます。
チェアサイドからのフィードバックを元に数値を見直すことも可能ですので是非フィードバックいただけると嬉しいです。
口腔内スキャナーを導入された先生方のご期待に添えるよう、高精度、無調整を目指して日々精進していきたいと思っています。
秋山のプロフィール⏬
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シンワ歯研関東支社HP⏬
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