こんにちは。
義歯担当の若林です。
来年の年賀状が発売し始めて年末感が強まっている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、11月12日に京都のデンケンハイデンタルさんで行われた『SORA Digital Solution exocad & 3D Printer セミナー』に参加しました。
弊社からは所長の野澤が演者として登壇しました。

第一演者はNextDent, 3Shape, などのインストラクターを務めているJeroen氏の来日講演。
オランダ、メルボルンに本拠を置くデジタル歯科サービス 、Dentiq の創設者であり、専門的なトレーニング、デジタル歯科コンサルティングおよびサポートを提供しているそうです。
講演では最新マテリアルの研究報告やNextDent5100の基本的な特徴や使い方。
CADでは3shapeを使った上下FDの設計デモンストレーションを交えて詳しく解説。
CAMでは3D Sprint Basicを使ったFDとスプリントのデザインデータのネスティングをデモンストレーションを交えて詳しく解説されていました。

第二演者は野澤の講演。
３Ｄプリンターによるプリントデンチャー、ミリングマシーンを使用したミリングデンチャーの臨床例、デジタル化による義歯製作への応用について実際に製作した7ケースやデジタル技工の今後の課題を詳しく紹介していました。

第三演者は和田精密歯研株式会社さんのスーパーテクニシャンである林 大介先生・愛甲 文音先生。

保険義歯の分野でのデジタル化への転換について、その変遷とそこから見えた利点や壁に対する解決法、デジタル化とともに変わりつつある臨床現場や新人教育の一例などについてや、維持装置製作のデジタル化の現状と課題をデータを提示しながら具体的に紹介されていました。

デンチャーの分野においてもデジタル化は日進月歩で、弊社含め各社自分達に合ったスタイルを試行錯誤しながら日々模索している印象を受けました。
私も日々の臨床でデジタルを取り入れていますが、精度などに関して納得のいくところまできていない実感があります。安定した結果が出るよう諦めずに少しずつ形にしていきたいと思います。

若林哲郎のプロフィール⏬
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